「刑事訴訟の仕組み」
       著者からのメーセージ
 
著者 弁護士 五右衛門
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 刑事訴訟に関する法律は、極めて専門的であり、主として弁護士ら法律の専門家のものであると考えられてきました。
 しかし、そのような考えは、大きな誤りです。
  刑事訴訟に関する法律は、「取り調べる者と取り調べられる者」、「裁く者と裁かれる者」との人間の関係を定める法律であり、拷問と流血の歴史のなかから、人間が考え出した知恵でもあるのです。
 この刑事訴訟についての法律は、拷問と流血の歴史への反省のなかから、生み出されてきたものであることから、「人間の理想や人間の崇高な理念」により形づくられています。
 ところが、現実に刑事訴訟法を運用する人間は、生身の、自己保身を望む、ある意味、恐ろしい、愚かな人間です。
 「人間の理想や人間の崇高な理念」に基づく法律と、「自己保身を望む、ある意味、恐ろしい、愚かな生身の人間」が運用する法律の実情には、齟齬があり得るのです。
 この齟齬について、「見て見ぬ振りをする検察官、裁判官」がいたとしたら、この刑事訴訟法は、個人を、国民を弾圧する道具となります。
 美し過ぎるバラの花
     遠くから、見るのではなく 
           近くで、真実のバラの花を見る必要がある。
                           近くで見、そして自分の手で触れるバラの花には
                                                   恐ろしい棘があるのです。
 この本を読めば、
なぜ、誤判が起きるのか
なぜ、えん罪が起きるのか
なぜ、刑事裁判に対する国民の不信の念が起きるのか
どこに、問題があるのか
・・・・・・その一端を理解して頂けるでしょう。 
 法律を知らない、多くの国民に読んで欲しい!!
     そして、知って欲しい
           刑事訴訟の実際を!!