医学・工学等鑑定その他裁判資料参考メモ
大阪弁護士会所属
弁護士 服 部 廣 志
タコグラフ分析による衝突時の速度鑑定
交通事故における衝突時速度について、タコグラフ分析により、これが可能と言う人がいる。それも、タコグラフのチャート紙の製造メーカーの人間のなかにも。
こんな、過った、いい加減な意見を裁判所で述べる人もいる。
交通事故解析を誤らせる不当な事例でしょう。
第一肋骨切除と胸郭出口症候群
第一肋骨切除術を施術しても、症状の改善等が見られない事例についても、執拗に胸郭出口症候群であると主張して、その施術と症状との関連を無視する医師もいる。
困ったものです。
転倒時間と加害車両速度
単純な物理法則のみを純粋に適用して、被害車両バイクの転倒時間から、衝突車両の速度ないし作用力を算出しょうとする工学鑑定人がいる。
他の要因を全く排除するという不合理な鑑定です。困ったものです。
抜歯と歯科医師
親しらずの抜歯について、一般の歯科医師が施術するのは不当であると主張する弁護士がいる。そんな馬鹿な話がどこにある。